佐天「吸血鬼を召喚し使役する能力かぁ」
佐天さんの能力シリーズ好き



1 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:46:22.94 ID:OlVElI3f0
初春「……ずいぶん変わった能力ですね」 

佐天「吸血鬼って、なんかすごくない!?」 

黒子「この学園都市で、非常識な能力ですわね」 

初春「うーん、何かの比喩でしょうか?」 

佐天「吸血鬼かぁ、なんだかわくわくするわね!」キラキラ 

黒子「ばっかばかしい。そんなの都市伝説に決まってますわ」 

佐天「そんなー」ガッカリ 

黒子「だったら、実際に使ってみたらどうでしょうか?」
 
3 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:47:34.96 ID:OlVElI3f0
佐天「そうですね。やってみましょう」 

初春「あ、でも昼間に召喚したら、吸血鬼はダメなんじゃないでしょうか?」 

佐天「それもそうね」 

黒子「そんなマジメに考えなくてもよろしいのに」 

佐天「帰ったら試してみるよ」 

初春「えー、危ないですよー」 

佐天「そうかな?」 

初春「絶対にひとりで召喚しちゃダメですからね!」メッ 

佐天「う~……」

8 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:48:15.72 ID:OlVElI3f0
黒子「お二人とも、早く行かないとタイムセールが終わってしまいますわよ」 

初春「あっ、もうこんな時間!」 

佐天「御坂さんも来ればよかったのに、新作ケーキのタイムセール」 

黒子「仕方ありませんわ……」 

黒子「お姉さま、最近なんだかとてもお悩みになっていらしたようですし」 

初春「きっと、何か理由があるんだと思います」 

佐天「分かった!きっとかれ(ry」 

黒子「のおおおおおおおおおおおおおお!!!」ゴロゴロ 

初春「白井さん!」 

佐天「なーんてね」 

佐天(とは言ったものの、やっぱり気になるなぁ)
 
11 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:48:47.47 ID:WEe1Eim6i
レールガンの真ヒロイン佐天ちゃんかわいいよペロペロ

12 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:49:08.81 ID:OlVElI3f0
1時間後 

佐天「あー、美味しかった」 

黒子「なかなかの味でしたわね」 

初春「そろそろ帰りましょうか」 

佐天「そうだね。じゃ、また明日」 

初春「佐天さん」 

佐天「ん?」 

初春「吸血鬼、勝手に召喚しちゃダメですからね!」ギロッ 

佐天「あははー、分かってるってー」 

黒子「初春は心配症ですわね」

14 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:49:56.36 ID:MMHN3zvs0
ふと思ったけど姫なんとかさんの能力でアーカードって殺せるのかな?
 
15 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:50:14.67 ID:OlVElI3f0
その夜、佐天の部屋 

佐天「しっしっし、ごめんね初春」 

佐天「せっかくの能力だもの。使わない手はないわ」 

佐天「それに吸血鬼なんて、都市伝説ハンターの血が騒ぐじゃない!」 

佐天「もしものときのために、ニンニクも食べたしね」 

佐天「ちょっと口臭が気になるけど……」 

佐天「それにしても、吸血鬼って、どんなのが出てくるんだろう」 

佐天「ええい、考えてもしょうがない。そりゃ!」 

煙がもくもくと立ち昇る。 
その煙の向こうに、人影がゆらりと現れた。 

アーカード「……ここはどこだ」

16 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:50:34.18 ID:kB8L3Dv00
それかよ

18 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:51:13.55 ID:GEp2ynA+0
アーカードきた!
 
19 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:51:19.21 ID:EMrivbPQ0
旦那かよ 俺得

23 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:52:18.25 ID:AsMenrWy0
とんでもない吸血鬼来た!

25 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:52:55.82 ID:OlVElI3f0
そこには、赤いコートを着た長身の男が立っていた。 

佐天「本当に出たあああ!?」 

驚く佐天。男が尋ねる。 

アーカード「おい娘」 

佐天「は、はい!?」 

アーカード「ここはどこだ?」 

佐天「が、学園都市です!」 

アーカード「学園都市?知らん名だな」 

アーカード「チェシャ猫を追っているうちに妙なところに出たようだ」
 
26 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:55:06.83 ID:OlVElI3f0
佐天「あ、あの~」 

アーカード「私を呼んだのはお前か?」 

佐天「そうですけど……」 

アーカード「ふん、こんな小娘に呼び出されるとはな」 

佐天(なんかスゴイ人が来ちゃったなぁ……) 

佐天(この人、やっぱり吸血鬼なのかな……) 

アーカード「おい娘」 

佐天「な、なんでしょう……?」 

アーカード「腹が減った。血をよこせ」 

佐天(やっぱり吸血鬼だ!)
 
27 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:55:27.70 ID:J6ybBJuK0
吸血シーンwktk
 
28 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:56:28.56 ID:OlVElI3f0
佐天「って、私を吸血鬼にするつもり!?」 

アーカード「安心しろ。そのつもりはない」 

アーカード「これ以上従僕が増えるのは面倒だからな」 

佐天「で、でも、噛みついたりはしないですよね?」 

アーカード「指先をほんの少し切ればいい」 

佐天「でも……」 

アーカード「早くしろ!」 

佐天「はひっ!」 

机からカッターを出し、佐天は指先を切った。 
うっすらと血が滲む。 
佐天は心臓が高鳴るのを感じた。
 
29 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:57:09.68 ID:GEp2ynA+0
ペース早いな
 
30 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:59:09.86 ID:moSDqeah0
書き溜めあるのは評価できる保守

31 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 00:59:52.22 ID:OlVElI3f0
アーカード「それでいい」 

アーカードが跪く。 
舌先が佐天の指を這う。 

佐天(なんか……変な気分……) 

アーカード「……ふむ、正真正銘100%処女の血だな」 

佐天「い、言わなくていいです!」 

アーカード「さて、それでお前は私を呼び出してどうするつもりなんだ?」 

佐天「え?えっとー、それはですね~」 

佐天(しまった、何も考えてなかった……) 

アーカード「どうした、早く答えろ」 

佐天(うわー、なんかイライラしてるよ……)
 
33 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:02:12.71 ID:OlVElI3f0
佐天「そ、そう言えば、あなたの名前はなんて言うんですか?」 

アーカード「アーカードと呼ばれている」 

佐天「私は佐天涙子って言います。よろしくお願いしますね」 

アーカード「おい娘、早くしろ」 

佐天「せっかく名前教えたのに……」 

佐天「そうですね、まずは親睦を深めるためにゲームを」 

アーカード「断る」 

佐天「ですよねー」ウルウル
 
35 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:03:33.50 ID:OlVElI3f0
アーカード「と言いたいところだが、どうやら今はお前が私の主らしい」 

佐天「え、そうなんですか?」 

アーカード「主の命令ならば逆らえん。付き合おうか、その遊戯に」 

佐天「やったー!じゃあ準備しますね!」 

ウキウキとした気分で、佐天はゲーム機を取り出しテレビにつないだ。 

佐天「マリカーしましょ、マリカー!」 

アーカードの方を振り返ると、そこには少女がいた。
  
37 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:04:48.93 ID:nZAS1j5I0
なんだとっ

36 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:04:27.13 ID:J6ybBJuK0
お譲さんですね分かります

38 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:05:10.53 ID:OlVElI3f0
佐天「……え?」 

アーカード「どうした、娘」ニヤニヤ 

佐天「なぜ黒髪ぱっつん!?なぜ声だけダンディー!?」 

アーカード「ふん、姿形など、私にとっては何の意味もない」 

佐天「だったら声も可愛くしてくださいよ!」 

アーカード「五月蠅い。さあ、早く始めようか」

39 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:05:16.36 ID:dKYhocRwi
マリカーやってる旦那とか中々にシュールだなwww
 
40 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:06:42.82 ID:A9mXDR0F0
ワロタ

41 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:06:43.59 ID:h7C6ztwr0
アーカードwwww

42 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:06:45.80 ID:J6ybBJuK0
あの姿でいつもの声でも旦那は違和感ないの凄いよな

43 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:06:47.38 ID:OlVElI3f0
2時間後 

佐天「なんでこの人こんなに上手いの……」 

アーカード「どうした?まだ50連敗しただけだぞ。かかってこい」 

佐天「まさかこの私が負けるなんて……」 

佐天(しかし、吸血鬼とゲームをするなんて、思ってもみなかったなぁ) 

隣の少女を見る。 
可憐な少女が楽しそうにゲームに興じていた。 

佐天(こう見ると、可愛いかも) 

アーカード「早くコンティニューしろ。ハリー!ハリー!」 

佐天(でも声が……) 

こうして夜が更けた。

45 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:08:07.66 ID:dKYhocRwi
旦那ハマりすぎワロタwww

46 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:08:22.83 ID:OlVElI3f0
翌朝 

佐天「……あれ?いつの間にか寝ちゃった?」 

ベッドの中で身を起こす。 
カーテンの外はすでにかなり明るい。 
時計を見ると、正午を回ったところだった。 

佐天「アーカードさん?」 

部屋を見渡す。 
彼の姿はない。 
少女の姿の彼もない。 
代わりに部屋の真ん中に、巨大な黒い棺桶があった。 

佐天「なにこれ……」
 
47 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:08:38.56 ID:/Qs0Kcyq0
佐天さんが学園都市最強にかけ上がった
 
48 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:09:29.60 ID:OlVElI3f0
佐天「もしかしてアーカードさんのベッド?」 

佐天「吸血鬼って、カンオケで寝るんだ。へー」 

表面に何か文字が書いてある。 
佐天が手を伸ばす。 

佐天「ざ・ばーど・おぶ・はーめす?」 

アーカード「触れるな」 

佐天「うわっ!?」 

少しだけ開いた棺桶の中から、鋭い眼が見えた。 

アーカード「私の棺に触れるな」 

佐天「ご、ごめんなさい……」

50 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:10:53.36 ID:OlVElI3f0
佐天(大切なものなのかな。アーカードさん怒ってる……) 

シュンとする佐天。 
しばらくすると、棺桶がごそごそと動き出した。 

佐天「え?」 

見ると、脚が生えている。それもたくさん。 

佐天「きゃあああ!!!」 

Gの如く動き回る棺桶。 
棺桶はそのまま脚でドアを開けて、部屋の外へと消えていった。
 
51 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:12:14.51 ID:J6ybBJuK0
あれかぁwwww
 
52 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:13:41.30 ID:OlVElI3f0
佐天「吸血鬼ってなんなの……」 

アーカード「おい」 

佐天「うわっ!いきなり後ろから声をかけないでください!」 

佐天「ていうかあなた棺桶の中にいませんでしたっけ!?」 

佐天「ていうかていうか!あの棺桶!どこ行ったんです!?」 

アーカード「いちいち喧しい娘だ。そんなことはどうでもいい」 

佐天「ツッコミが追い付かないよぉ……」

53 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:15:40.86 ID:OlVElI3f0
アーカード「さあ我が主よ。次のオーダーをよこせ」 

佐天「命令って言われてもなぁ」 

佐天(また女の子の姿に戻るのもいいなぁ) 

佐天(でも今の状態もちょっと格好良いかも) 

佐天「どんなことができるんです?」 

アーカード「いろいろできる。ナチスをくびり殺したり神父の心臓を」 

佐天「けっこうです」キッパリ
 
55 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:16:53.07 ID:OlVElI3f0
佐天(この人、実はかなり危ない人かも……) 

佐天(でも、とても強いのかな……だったら……) 

佐天「だったら、私の友達を助けてください!」 

アーカード「ほう」 

佐天「私の友達にとっても困っている人がいて、でもその人はとっても強くて」 

佐天「私に助けを求めたりしなくても自分で何でも解決できちゃうすごい人なんですけど」 

佐天「でもそれでも、その人が今困ってて、私はその人の力になりたいんです!」
 
56 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:17:46.85 ID:OlVElI3f0
アーカード「……」 

佐天「あの……ダメですか?」 

アーカード「くっくっくっく……」 

佐天(こわっ!!) 

アーカード「いいだろう、我が主よ。そのオーダー、確かに承った」 

佐天「ありがとうございます!」 

佐天(御坂さん、私、あなたのお手伝いがしたいんです) 

佐天(迷惑かもしれない。必要ないかもしれない) 

佐天(でも私、あなたのために何かしたい) 

佐天(じっとしているのは、嫌だもんね!)
 
57 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:18:26.58 ID:dKYhocRwi
一方通行逃げろ

60 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:20:31.40 ID:OlVElI3f0
学園都市、とある路地裏 

佐天「……とは言ったものの、どこにいるのかしら……」 

佐天は当てもなく路地裏を歩く。 
陽はすでに傾きかけていた。 

佐天(アーカードさん、ちゃんとついてきてくれてるかな) 

アーカード(お前の影の中にいる。問題ない) 

佐天(うわ~、私テレパシーで会話しちゃってるよ……) 

佐天「こんなんで、見つかるのかなぁ」 

アーカード(私の”体”が街中を走っている。すぐに”掛かる”) 

佐天(意味分かんないけど凄そう……。吸血鬼ってこんなんだっけ?)

61 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:21:35.79 ID:brqhbr630
さっきまでヘルシング見てた俺にはタイムリーなスレ
 
62 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:22:05.27 ID:OlVElI3f0
佐天「そう言えば、さっきはごめんなさい」 

アーカード「何の話だ」 

佐天「ごき……棺桶に勝手に触ってしまって、ごめんなさい」 

佐天「あれ、あなたの大切な物なんですよね」 

アーカード「……私の最後の領地だ」 

アーカード「あそこで生まれ、あそこで死ぬ」 

佐天(アーカードさん、ちょっと寂しそう)
 
63 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:23:35.40 ID:OlVElI3f0
角を曲がる佐天。 

アーカード「おい」 

佐天「え?」 

どすん 

誰かにぶつかった。 

佐天「きゃ!?」 

不良A「おいおいおいおい、いってぇじゃねーかよぉ?」ニヤニヤ 

不良B「骨が折れちまったぞ、どうしてくれる?」ニヤニヤ 

佐天「ご、ごめんなさい……」 

不良C「あれあれぇ?この子可愛くない?超可愛くない?」ニヤニヤ 

不良A「うっへっへ、こりゃあいいや」ニヤニヤ 

佐天(アアアアアーカードさーん!)
 
65 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:25:02.68 ID:OlVElI3f0
3人の不良が佐天を取り囲む。 

不良B「ねえカノジョー、俺たちと楽しいことしない?」ニヤニヤ 

不良A「それでチャラにしてやるからさぁ」ニヤニヤ 

アーカード(まったく、どこにでもこの手の輩はいるものだな) 

佐天(そんなこと言ってないで、助けて下さいよ!) 

不良C「オラ何とか言えよ!」ドン!! 

佐天「痛っ!」 

アーカード「しょうがない小娘だ」
 
66 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:26:29.73 ID:OlVElI3f0
不良たちは見た。 
ビルの壁面に映った少女の影から、人の上半身が浮かび上がってくるのを。 
影の手が伸びる。 

アーカード「ゴミどもめ」 

不良達「……!!」 

アーカードの眼が妖しく光る。 

アーカード「失せろ」 

不良達「はい」 

佐天は目を丸くしたまま、3人の不良の背中を見送った。 

佐天「え?え?今何したんです?」 

アーカード「何もしていない」 

佐天「はぁ……」 

佐天(エ口光線か何かかな……)
 
67 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:28:46.02 ID:OlVElI3f0
アーカード「それはそうと、お前は本当に危機感が足りんな」 

アーカード「それではいくつ命があっても足りん」 

佐天「反省します……」 

アーカード「……それはまあいい」 

アーカード「ところで、お前の輩(ともがら)が見つかったぞ」 

佐天「本当ですか!?」 

アーカード「……」 

佐天「どうし……!?」 

佐天は見た。 
アーカードの顔には、怖気のするような笑みがあったのだ。 

アーカード「どうやら、”楽しいこと”になっているようだぞ」 

佐天「御坂さん……!」 

67 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:28:46.02 ID:OlVElI3f0
人いない……寂しい…… 

69 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:29:37.20 ID:moSDqeah0
見てるぞ~
 
70 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:30:03.98 ID:lhDuyGSc0
お前の影にいるから

71 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:30:04.49 ID:OlVElI3f0
とある倉庫街に爆音が響く。 

一方通行「ヒャーッハッハハハハハッハハハッ!!!」 

一方「いつまで逃げてるつもりですかァ?三下ァ!」 

上条「ちくしょう!」 

一方「クケケケケケケ!」 

再び爆音。 
髪をツンツン立てた少年が宙を舞う。
 
73 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:31:34.83 ID:MUvMfqHbi
一方さんオワタ
 
74 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:31:43.01 ID:OlVElI3f0
御坂「うう、強い……」 

御坂美琴は傍らに倒れている々姿の妹を見つめる。 
生きてはいるが、すでに意識が無かった。 

御坂「やっぱり無理なのよ……あいつに勝つなんて」 

御坂「あいつまで巻き込んで……私、バカみたい……」 

御坂は気を失った。 
3人の敵を倒し、一方通行は再び笑う。 

一方「ケケ、雑魚どもがよォ。もちっと楽しませろよなァ」 

アーカード「おい」
 
75 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:32:07.70 ID:1Q73Le4A0
死亡確定
 
76 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:32:33.09 ID:V16Gr/cW0
少佐だしてくれ...
 
77 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:33:01.33 ID:OlVElI3f0
声が掛かった。 

一方「あァン?」 

そこには赤いコートの男が立っていた。 

一方「誰だァ、てめェ?」 

アーカード「俺の名前はアーカード。HELLSINGのゴミ処理係だ」 

一方「ヘルシングだァ?聞いたことねェなァ?」 

一方「でもちょうどいいや。ゴミならあるぜェ?生ゴミが3つもなァ!」 

アーカード「……まったく、気配を感じて来てみたら、こんな餓鬼だとはな」 

一方「……あァン?」 

一方通行の表情が歪む。
 
79 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:34:10.40 ID:OlVElI3f0
アーカード「餓鬼が餓鬼をいたぶって好き勝手絶頂やってもらわれると、この上なく不快だ」 

アーカード「そうだろう、娘?」 

佐天「うえっ!?」 

物影に隠れていた佐天に向かって、アーカードは言う。 

アーカード「さあ我が主よ。オーダーを。オーダーをよこせ」 

佐天「……そいつを倒して、御坂さんたちを助けて!」 

アーカード「認識した。マイマスター」ニィ
 
80 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:34:11.68 ID:MY0RppEW0
アーカードさんってどんくらい強いの?

81 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:35:11.53 ID:PfjmwtV40
>>80 
防御力は人並みだけどHPがハンパない
 
82 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:35:16.95 ID:MUvMfqHbi
>>80 
百万個命があってその数だけ殺さなきゃ死なない 
火力よりも生存力がチートなキャラ火力もそれなりにチートだけど

83 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:35:17.50 ID:OlVElI3f0
一方「何だァ?何ですかァ?」 

一方「主だの何だの、SMプレイですかってンだ」 

一方「おいおっさン。俺が誰だか分かってンのかァ?」 

アーカード「知らんな」 

一方「ケッ、じゃあ教えてやるよ。俺は一方通行だ」 

一方「学園都市の最強の超能力者(レベル5)様だよォ!」 

佐天(マジで!?実在するんだ!?) 

佐天「アーカードさん!さっきの取り消し!やばいって!」 

佐天「早く御坂さん達を助けて逃げようよ!」 

一方「もうおっせェよ!」
 
84 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:36:49.34 ID:OlVElI3f0
一方通行が地面を蹴る。 

無数の砂利が、まるで散弾銃のようにアーカードを襲う。 

佐天「アーカードさん!!」 

肉と内臓が引き裂かれ、血が噴き出す。 
佐天が悲鳴を上げる。 

一方「ウヒャヒャヒャヒャ!どうしたよォ、糞奴隷野郎!」 

アーカードが倒れる……と思われた。
 
85 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:36:56.97 ID:1nxHvjzc0
旦那は頼もしさで言えば最高クラスなんだけど
純粋に能力だけで見ると一方さんに勝てなさそうなんだよな
 
86 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:38:17.66 ID:OlVElI3f0
アーカード「餓鬼が」 

佐天「え?」 

一方「なッ!?」 

バラバラになったはずのアーカードの身体が再生する。 

アーカード「なるほどなるほど、そういう能力か」 

佐天「すごい……」 

一方「へへ、どういう細工か知らねェが、随分と楽しませてくれるじゃねぇか!」 

轟ッ! 

一方通行の身体が加速し、弾けたようにアーカードに突進した。 
アーカードは銃を抜き、それに応じる。 

ヒュパ! 

連発する破裂音。 
しかし一方通行は止まらない。
 
87 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:39:54.67 ID:OlVElI3f0
一方「ミンチにしてやンよォ!!」 

アーカードの首が飛ぶ。 
佐天がまた悲鳴を上げる。 

一方「まだまだァ!」 

無数の鉄骨が飛来し、アーカードを押し潰していく。 

佐天「アーカードさーん!」 

砂煙と血の臭いが空間を満たす。 

一方「どうだァ、ゴミ処理係ィ?自分がゴミカスになる気分はよォ!」 

一方通行の邪悪な笑いがこだまする。 

しかし――
 
88 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:41:12.72 ID:eC09qQ1q0
自分の中身殺しが既に終盤で残機が10くらいしかないという可能性も…

96 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:48:01.27 ID:PfjmwtV40
>>88 
能力的にはシュレディンガーの持ってるから死なないんじゃない?
 
89 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:41:13.45 ID:TefoUGPGO
果たして犬は魔術扱いなのか 
それにより攻撃か通るか決まるな

90 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:41:34.55 ID:OlVElI3f0
アーカード「拘束制御術式第3号、第2号、第1号、開放」 

アーカード「状況A 『クロムウェル』発動による承認認識」 

アーカード「目前敵の完全沈黙までの間、能力使用限定解除開始」 

チキチキチキチキ 

一方「な、なンだァ!?」 

アーカード「教育してやろう。吸血鬼の闘争というものを」
 
91 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:43:42.25 ID:c6WYeQ7a0
旦那そいつ吸血鬼ちゃう
 
92 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:44:03.48 ID:V16Gr/cW0
子安の化物がぁぁぁってシーンが浮かんだ

93 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:44:56.15 ID:OlVElI3f0
アーカードの身体が拡散していく。 

黒い闇の中に、不定形の”何か”が浮かび上がる。 

それは黒い獣となって、一方通行に襲いかかる――! 

一方「なンだよこれはァ!?」 

咄嗟に身をかわす。 
最強の自分が、身をかわすことになるとは。 

ゾルッ! 

一方「うぎゃああああああああ!!俺の腕がああああああ!!!」
 
94 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:46:38.39 ID:OlVElI3f0
右腕が、黒い獣に食いちぎられていた。 
真っ赤な鮮血が生々しく光っている。 

一方(畜生ちくしょう、どうなってやがンだチクショウ!) 

反射膜は確かに張っていた。 
しかし防げなかった。 

アーカードの声がする。 

アーカード「おいどうした最強?」 

アーカード「まだ腕が一本千切れただけだぞ。かかってこい」 

闇の中からアーカードが言う。
 
95 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:46:53.90 ID:J6ybBJuK0
未知の物質?だし反射はできないよなぁ

97 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:48:26.54 ID:OlVElI3f0
一方「うぎぎぎぎぎ……」 

アーカード「その程度の傷で戦闘不能とは情けない」 

再び獣が一方通行を襲う。 

一方「うげェ!」 

左脚が闇に消える。 
迸る血が夜を染める。 

アーカード「もはや演算もできんか」 

アーカード「能力に比べて、肉体と精神が脆弱すぎるな」
 
99 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:49:32.30 ID:c6WYeQ7a0
一通ってぶっちゃけトバルカインにも負けそう

103 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:52:11.59 ID:MUvMfqHbi
ルークお兄ちゃんでも一方ぐらいなら倒せ…るかな?
 
100 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:50:03.32 ID:OlVElI3f0
静かに歩み寄り、アーカードが一方通行に囁く。 

アーカード「ときに最強。貴様はどのくらいの間、不眠不休で闘える?」 

アーカード「何も食べず、眠らず、休まず、何年くらい闘っていられるかね?」 

アーカード「私を打ち倒したいのならば、早く立つことだ」 

アーカード「なあに、あとたったの3,000,000回くらいだ」 

虫のように這いつくばる一方通行をアーカードは見下ろす。
 
101 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:51:39.31 ID:KrKCON5B0
足掻けば足掻くほどアーカードが興奮するというおまけ付き

104 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:52:19.37 ID:OlVElI3f0
一方通行は恐怖していた。 
はじめて感じた、真の恐怖であった。 
長い間ずっと忘れていた、本物の恐怖。 

死だ。 
死がそこにあった。 

アーカード「1度目の攻撃を阻止できなかったのは、まあいい」 

アーカード「しかし2度目ンオ攻撃を反射できなかったのはどうしてだと思う?」 

アーカード「恐怖だ。お前は恐怖を知らなかった。否、見ようとしていなかった」 

アーカード「自らの内の恐怖を克服しない限り、貴様は私を倒せない」
 
105 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:53:10.11 ID:V16Gr/cW0
てか一対一で真っ向から旦那に勝てるやつなんていんの?
 
106 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:54:30.39 ID:OlVElI3f0
一方通行の目の前に絶望が広がる。 
こいつは本物の化物だ。 
もう演算も糞もない。 
ただただ、一方通行は怯えていた。 
今まで忘れていた恐怖を、思い出していた。 

アーカード「ほう、貴様……」 

アーカードが何かに気付いた。 

アーカード「天使の、いや、天使の偽姿をその身に宿すか」 

アーカード「なるほど。貴様のその能力もそれならば頷ける」 

アーカード「だがこれではっきりした。貴様では私を倒せない」 

アーカード「私を倒すのは、倒していいのは……」 

佐天「待って!」 

アーカードと一方通行の間に、割って入る者がいた。 
佐天だ。
 
107 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:56:54.95 ID:OlVElI3f0
アーカード「……」 

佐天「もういいです!もういいんです!」 

佐天「どうかこの人を、見逃してあげてください!」 

眼前の少女は怯えていた。 
しかし、その双眸はしっかりと見開かれ、アーカードを捉えていた。 

アーカード「どけ」 

佐天「どきません!」 

アーカード「これが闘争の契約だ」 

アーカード「何者かを打ち倒しに来た者は、何者かに打ち倒されなければならん」 

佐天「そんなの知りません!」 

佐天「どうしても闘うというのなら、私が相手になります!」

109 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 01:58:23.93 ID:OlVElI3f0
アーカード「……ふん」 

アーカードが踵を返す。 

佐天「アーカードさん……」 

アーカード「走狗は飼い主を噛まん。好きにしろ」 

アーカード「……いいのかもしれない。お前のようなものがいても」 

佐天「アーカードさん……」 

佐天の顔に安堵がにじむ。 

上条「おい、あんた……」 

見ると、両脇を2人の少女に支えられて、少年が立っていた。
 
110 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:00:13.19 ID:OlVElI3f0
上条「助けてもらったみたいだな。礼を言うぜ」 

アーカード「……!」 

吸血鬼の眼が見開かれる。 

アーカード「幻想殺しか。まさかここで、こんなものに出会えるとはな」 

上条「あんた、これを知ってるのか?」 

アーカード「小僧、名を何と言う」 

上条「上条当麻だ。あんた、吸血鬼か?」 

アーカード「ふふ、だったらどうする」 

上条「どうもしない。俺には興味もない。ただ」 

少年の表情が険しくなる。 

上条「あんたが俺や俺の仲間の敵になるってんなら、容赦はしない」 

アーカード「くくく、楽しみにしておこう、”機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキーナ)”よ」 

上条「え?」

113 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:03:19.17 ID:OlVElI3f0
アーカード「だがお前では私を倒せない」 

アーカード「お前のような、”人々の願った英雄”ではな」 

上条「……どういうことだ?」 

アーカード「化け物を倒すのはいつだって人間だ」 

アーカード「英雄や機械仕掛けの神の如き、自動存在ではない」 

アーカード「人間でなくちゃあならないのだ」 

上条「?」 

アーカード「お前は不幸になる」 

上条「もう十分すぎるほど不幸ですよ……」
 
114 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:04:56.59 ID:OlVElI3f0
アーカード「これから先、お前を待っているのは血塗られた運命だけだ」 

アーカード「その中でお前は闘い続ける」 

アーカード「それがお前の宿命だ」 

上条「よく分かんねーけど、ひとつだけはっきりさせておくぜ」 

上条「宿命だか運命だか知らねぇが、そんなもの、俺が全部ぶち殺してやるぜ」 

少年は拳を突き出す。 
吸血鬼は笑う。
 
115 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:06:33.99 ID:OlVElI3f0
アーカード「帰るぞ、涙子」 

佐天「あ、ちょっと、待って下さいよ!」 

佐天「みんな怪我してるんですよ!」 

アーカード「知らん」スタスタ 

佐天「この、一方通行さんはどうするんです?」 

アーカード「奴の能力なら、千切れた手足を繋ぎとめることもできよう」スタスタ 

佐天「そんな無責任な……」 

御坂「佐天さん!」 

御坂が呼び止める。
 
116 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:08:22.32 ID:OlVElI3f0
佐天「御坂さん、大丈夫ですか!?」 

御坂「私たちは平気。佐天さん」 

佐天「な、なんですか?」 

御坂「ありがとう」 

佐天「そんな、私何も……」 

御坂「そんなことないよ。本当に、ありがとう……」 

佐天「そんなお礼なんてー。あははははー」 

佐天「わ、私、もう行きますね!邪魔みたいですし!」 

御坂「ちょ!ちょっとこれはそんなんじゃ!///」ビリビリ 

上条「うわ痛ぇ!何しやがるビリビリ!」 

御坂「うっさいわねー!支えてあげてるんだからありがたく思いなさいよね!」 

ミサカ妹「お姉さま、照れ隠しは良くないですとミサカは」 

御坂「あんたは黙ってなさいよ!」ビリビリ 

上条「不幸だー!」
 
117 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:10:03.13 ID:OlVElI3f0
帰り道 

佐天「って、あれ?」 

佐天「アーカードさん、そう言えばさっき、私を名前で呼びませんでした?」 

アーカード「ふん、小娘が」 

佐天「ひっどーい!私にはちゃんと佐天涙子って立派な名前が」 

アーカード「五月蠅い。お前なんかただの娘で十分だ」 

アーカード(そう、ただの娘で十分だ) 

死人が舞い地獄が歌う、死の世界 
自分はそこで生きてきた。 
そんなものとは無縁の、無垢な少女 
ただの娘 

アーカード(永い間、忘れていた) 

アーカード(これもまた人間の姿なのだ) 

アーカード(闘争も戦争も知らない、何も知らない、なんと甘美で暖かな……)
 
118 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:10:38.53 ID:lhDuyGSc0
そして放置される一方さん
 
119 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:11:30.12 ID:OlVElI3f0
深夜、佐天の部屋 

佐天「今日はなんだか疲れてしまいました~」 

ベッドに入り、少女が笑う。 
吸血鬼は、それを見つめる。 

佐天「アーカードさん」 

アーカード「どうした」 

佐天「眠るまで、手を握っててください」 

佐天「命令ですっ」 

にっこりと佐天が微笑む。 

アーカード「ヤー、マイマスター」
 
120 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:13:34.40 ID:OlVElI3f0
眠る佐天を見つめる。 
その首筋を見つめる。 

アーカード「……」 

佐天「って、何やってるんですかああああああ!!!」 

バキーン 

佐天「もう!乙女の血を吸おうとするなんて、信じらんない!」 

アーカード「く、ははは」 

アーカード「お前は本当にいい女だ。血を吸いたくなる」 

佐天「もう///」 

アーカードが佐天の手を包む。 

アーカード「おやすみ、お嬢さん(フロイライン)」 

佐天「おやすみなさい、アーカードさん」 

アーカード「ああ、おやすみ。涙子」 

少女が眠る。 
夢を見る。 

そう、すべては夢。
 
122 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:15:26.22 ID:OlVElI3f0
朝、佐天の部屋 

佐天「ん~、よく寝た!」 

佐天「今朝はなんだか調子がいいぞ~」 

佐天「あれ?こんなとこ怪我してる」 

指先の怪我をじっと見つめる佐天。 

佐天「なんだっけ、何か大事な……」 

佐天「うーん、忘れた!」 

少女の1日が始まる。 

いつもどおりの、平和な日常が。

123 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:16:38.51 ID:OlVElI3f0
2030年、ロンドン 

アーカード「……」 

セラス「あ、やっと起きましたね、マスター」 

アーカード「セラスか……」 

セラス「椅子の上で眠れるなんて、本当に器用ですね」 

セラス「これも吸血鬼の力?」 

アーカード「……」 

セラス「もー、寝ぼけてないで手伝ってください」 

セラス「さっきインテグラ様から命令で、中東のテロリストぶっ殺して来いーだとか、」 

セラス「異教徒殲滅して来いーだとか言われたんですから」 

セラス「本当に、人使いが荒いですよ。だから小ジワが……」 

インテグラ「聞こえてるぞ、セラス」 

セラス「ギャー!銃を向けないで!銀の弾丸装填しないで!ギャー!」 

アーカード「相変わらず、騒々しい連中だ」
 
125 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:17:55.80 ID:OlVElI3f0
インテグラ「ん?どうしたアーカード」 

アーカード「何がだ?」 

インテグラ「ずいぶん上機嫌だな。良い夢でも見たのか」 

セラス「へー、どんな夢見たんですか、マスター。ちなみに私はですねー」 

インテグラ「お前の話は聞いとらん」 

セラス「うう、ひどい……」 

アーカード「……」 

インテグラ「何をニヤけている、気持ち悪い」 

アーカード「ふん、なんでもないさ、お嬢さん」 

立ち上がり、インテグラの前に跪く。 

アーカード「オーダーを。我が主」 


END
 
126 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:18:59.33 ID:J6ybBJuK0
>>1乙

吸血鬼のキャラクターからランダムで使役出来るってことなんだな 
また佐天さん旦那に会えるといいね

128 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:19:40.71 ID:QviFStCR0
乙乙!

134 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:24:46.40 ID:Ux3+55FJ0
乙 

次はDIOでお願いします

140 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:30:11.63 ID:OlVElI3f0
佐天さんが吸血鬼キャラ召喚しまくるってのも面白そうだな 
誰か書け 

俺は寝る
 
141 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 02:33:36.06 ID:bEzNS9CL0
おつ

149 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 03:33:07.53 ID:AgHZHnTFO
佐天『吸血鬼召喚!』 
 
DIO「貴様は今まで食べたパンの枚数を覚えているのか?」 
レミリア「私の友人は十三枚だそうよ」 
アルクェイド「志貴いないなら早く帰りたいんだけど!」 
ブレイド「同胞と共闘とはな」 
伯爵「やめて太陽銃やめて」 
ヴァンプ「激しく同意」 
セラーナ「早く太陽の無い所へ……」 
令裡「誰か招いて下さるの?」 
デミトリ「come on baby...」 
萌香「身の程を知れ」 
荒木飛呂彦「若さの秘訣は波紋法です」 

ざっとこれくらいか 
案外出てこないなぁ
 
151 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 03:38:32.18 ID:Z/jD96X30
一人究極生命体が混じってるぞ
 
150 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 03:38:04.90 ID:RJX4lluN0
???「ねこみみもーどでーす」
 
153 名前: 以下、VIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/05(木) 03:40:19.80 ID:sYQXjPUGP
吸血鬼ハンターDを忘れるな



ぷりそく!コメント

2ch元スレ:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1378309582/
 

  スポンサードリンク