『おそ松さん』 麻雀ファンが麻雀回を説明してみた
一瞬、麻雀プロを目指しかけた管理人であった



名前:ぷりそく!のペペロンさん@アニメ大好き。[] 投稿日:2016/03/01(火) ID:purisoku.com
 「おそ松さん」で麻雀回があったので、麻雀好きとして麻雀がわからないおそ松さんファンに少し解説記事を書いてみようかと。

 麻雀のルールを一から説明するわけにもいきませんが、まずは基本として4人でやるゲームで最初に1人ずつ25,000点が配られ、その点数を取り合って最終的に多い人が勝ちになります。ただしゲームが終了する前に誰か1人の持ち点が0点を下回りマイナス(飛び)になるとゲーム終了です。

 さて4人がゲームスタートをしました。

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 まずは長兄のおそ松は「攻め麻雀」が得意のようです。麻雀は点数の取り合いで最終的に多くの点数を獲得した人が勝ちなので攻めはとても重要な要素。よって攻め一直線のおそ松麻雀は調子が良ければ六つ子内で最強雀士の一角でしょう。

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 ただし麻雀は攻めと同様に守り(相手に点数を渡さないようにする)ことも重要です。攻め一直線で一切の守りをしないおそ松麻雀は調子が悪ければ一方的に敵に点数を取られて終ってしまうことも多々あるでしょう。「オーラス」とはゲームが終了する前の最後一回のゲームを指す言葉で、今回のおそ松はその最後の一回を迎える前に点数が0点以下になりぶっ飛びしてしまったと思われます。

 つまり『オーラス知らずのおそ松』とは、野球で言うコールドゲーム、『試合中止になるほどの点差を付けられることが多いおそ松』と言う意味です。麻雀漫画でぶっ飛びといえば片山まさゆきの「スーパヅガン」の豊臣くんですね。

『おそ松さん』 麻雀ファンが麻雀回を説明してみた
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 次は末っ子のトド松。トド松は「鳴き麻雀」のようですね。麻雀は基本的に場に置かれた牌を一人ずつ順番に取って決まった図柄(役)の完成を目指すゲームですが、相手が捨てた牌が自分の持っている牌と条件があった時に、その捨てた牌を貰うことができます。その行為を”鳴き”と言います。ただし鳴くとアガった(勝負に勝った)時に鳴かない場合よりも貰える点数は減ってしまいます。

 つまりトド松の得意な麻雀は「点数の高さよりも役が完成するスピードを重視し、安い点数を何回も上がることで勝ちを目指す麻雀」ということになります。

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 ちなみにこのシーンは麻雀漫画で鳴きといえば「哭きの竜」というぐらい超メジャーな作品のパロディです。

『おそ松さん』 麻雀ファンが麻雀回を説明してみた
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 さてトド松は鳴き麻雀の使い手でしたが、それは麻雀の攻撃部分の話。トド松の弱点も長兄と同じく防御だったようです。麻雀のルールの一つに自分が捨てた牌ではアガれないというものがあります。つまり敵からすればその牌を捨てれば絶対に敵に点数を与えずに済むわけです。ある意味で絶対防御、それを”現物(げんぶつ)”と言いアガリを捨てて守備一辺倒になることを”ベタオリ”と言います。

 ただ麻雀は図柄を揃えて勝つゲームですので、相手が攻撃してきたからと言って毎回ベタオリしていたら自分は何も攻撃できません。また説明は省きますが鳴いてからベタオリをすることはゲームのルール上かなり不利になり麻雀的には下手がする行為とみなされます。鳴きは守りを捨てて攻める行為、その鳴きをしてからベタオリをするなんてと言う感じです。

 つまり『ベタオリの貴公子トド松』とは、『いったん守りを捨てて攻めたはずなのに、敵が攻撃を始めたらすぐにビビってベタオリをしだすぐらいヘタレのトド松』と言う意味です。

『おそ松さん』 麻雀ファンが麻雀回を説明してみた
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 チョロ松は作中の説明でだいたい分かるかと思いますが少しだけ。麻雀には大きく分けてデジタル派とオカルト派という分類があります。簡単にいえばデジタルは運を信じない、オカルトは運を信じるという感じです。チョロ松はデジタル麻雀なので勝負において運を信じず確率を重視するということですね。麻雀漫画でデジタル雀士と言えば「咲-Saki-」の原村和。

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 さて『ノーリターンなオープンリーチ チョロ松』の説明を。まず麻雀にはリーチという行為があります。鳴かずに手持ちの牌があと一つで完成の状態(テンパイ)した時に場に1000点棒を賭ける事によってアガった時の点数が倍になると言うルールです。ただしリーチの弱点としてリーチをするとそのゲームが終わるまで守備的な行為ができなくなります。

 また特殊ルールで採用しない場合も多いのですがリーチの種類としてオープンリーチという物もあります。リーチをする時に相手に自分の牌を全て見せる(オープン)する代わりに普通のリーチよりアガった時の点数が高くなるというものです。ただ当然オープンリーチをしたら相手に欲しい牌がわかるので敵はその牌を出しませんし自分がアガるためには自分の番に自分で牌を引き当てる(ツモる)しかありません。

 今回の場合チョロ松は『リーチをして守りを捨てて勝負に出たが、嘘がつけない性格から欲しい牌がすぐに敵に分かるので欲しい牌を出して貰えなくて勝てないチョロ松』ということでしょうか。

 普通のリーチが実質的にオープンリーチと同じになるのに、もし自分でツモってアガれてもしているのは普通のリーチなので損をしている(ノーリターン)と言う感じです。

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 さて次は十四松ですがどうやら先ほど説明した運を重視するオカルト雀士のようです。オカルト雀士は運が良いと感じたらそれを信じて攻めまくるので、本当に運がいい時なら手がつけられないほど勝ちまくります。説明不能のオカルトシステムやゾーンというのは片山まさゆきの『牌賊! オカルティ』のパロディになるのでしょうか。

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 さて『フリテンの暴君 十四松』の説明を。先ほどの麻雀は自分が捨てた牌でアガれないと言いましたが、もし間違えてアガリ宣言(ロン)をしたらどうなるか? それが”フリテン”でありチョンボ(ルール違反)です。麻雀でチョンボをした場合は点数を大きくマイナスされてしまいます。

 ただし今回の作中で十四松した失敗はフリテンではなく少牌のようです。少牌とは麻雀は合計14枚の絵柄を揃えたら勝ちになりますが、ゲーム中は一枚を取って捨てるを繰り返すので手元に13枚あることが基本になります。この手元に持っている牌が何らかのミスで13枚より少なくなってしまった状態が少牌であり、ルール違反のチョンボです。調子がいい時に意外とやってしまうんですよこれが。

 つまり『フリテンの暴君 十四松』とは『調子に乗ると注意力が散漫になってルール違反をしてしまう十四松』ということでしょうか。

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 『宅がえしの一松』はもうなんと言うか不憫というか説明不要のそのまんまですね。『麻雀が弱くてキレやすい一松』です。

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 ここまでの説明を読めばなんとなく『不和了(あが)らずのファンタジスタ カラ松』の意味もわかるのではないでしょうか? 麻雀は決まった絵柄を揃えたら勝つ(アガる)ゲームです。難易度が高い絵柄を揃えればそれだけ獲得できる点数も高くなります。でも難易度が高い絵柄を揃えるのは難易度が高いのでなかなかできません。

 『不和了(あが)らずのファンタジスタ カラ松』とは『ゲームに勝つよりも難易度が高い絵柄を揃えるロマンを求めて麻雀をするカラ松』と言ったところでしょうか。

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 以上で六つ子の麻雀における性格の説明はできたかと思いますが折角なのでこの後の展開も少しだけ。まずここはわかった人も多いのでは? いまや一般紙でも人気のギャンブル漫画家である福本伸行の特徴的な絵柄のパロディですね。命のやりとりってのは福本伸行『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』における鷲巣麻雀あたりのノリかと。

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 鷲巣麻雀ならぬ松野家麻雀の始まりですが、最初に十四松が「飛びは無しにしよう」と言ったのが運の尽きでしたね。飛びについては最初に説明しましたが、飛びなしというルールは別に特別でもなく少し趣向を変えて真剣勝負をしよう程度のことなので普通は問題にならないのですが。

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 最初に説明しましたがおそ松は「攻め麻雀」なので運が良ければ六つ子内で最強雀士です。麻雀は運の要素がかなり強いので攻めて攻めて攻めまくるだけでボロ勝ちできてしまうことはよくあります。最初のようにボロ負けしまくることも同様にあるのですが。

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 どうやら今回のおそ松はメチャクチャ運が良かったらしく勝って勝って勝ちまくったようです。その結果ほかの兄弟はグニャって(精神に深いダメージ)しまったようですね。このグニャ~も福本漫画のパロディとして最近はアニメでもよく見かけるようになりました。

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 そして問題のこれ。麻雀は基本的に4人で遊び東一局、東二局、東三局、東四局、南一局、南二局、南三局、南四局と全8回のゲームを一試合とします。その中で1人の親、3人の子供と分かれ、一局ずつ親と子を持ち回るのですが、自分が親の場合のメリットとしてアガった場合の得点が高いことに続き連続して親を続けることができるのです。これを”連荘(れんちゃん)”と言い、親が一回連荘することを一本場と言います。

 つまり東一局50,042本場とはゲームが始まってすぐから50,042回連続しておそ松が勝ち続けていることを意味し、ほかの三人は50,042回負け続けていることを意味します。

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 麻雀一局のプレイ時間がおよそ10分として500,420分、8,340時間、347.5日も麻雀を続けていたことになり、そしてその間ずっと負け続けていれば精神崩壊もするわなぁと。まあそれは大げさとして、徹夜麻雀やってると終わりごろにああいうハイテンションになることは実はよくあることです。

 上で説明したとおりフリテンではアガれないのでベタオリは絶対守備です。つまりここではトド松はルール的に当たり前のことをして大喜びしている訳です。おそ松は当然ムカつきます。

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 麻雀の図柄の種類の一つに三元牌(白、発、中)というものがあります。牌にそれぞれ漢字が書いてあるのですが白だけは図柄なしの真っ白です。チョロ松はこれに赤いマジックで中と書いて偽装したのですね。もちろんルール違反の反則ですので勝ってるおそ松は怒ります。

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 カラ松のこれも一目でチョンボ。麻雀牌は同じ図柄は4個しかありません。もちろん言ってる役もインチキです。

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 しまいに牌で変な物を作るのも徹夜麻雀終盤のハイテンションのお約束。

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 可哀想ですが家の遊びで勝負に勝ちすぎた時に負けた側の人数の方が多い場合、最悪な民主主義の使い方として勝負自体をうやむやにされることはよくあることです。

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